タイムテーブルが発表されたとき、各DJやVJや照明の演出イメージが書かれていて世界観を持って演出しようとしているのが垣間見え嬉しくなってしまった。
クラブというと、世の中のイメージは様々だとは思うが、そこには、音と映像と光があり、それらをつかって世界観を作り出しているインスタレーションと実感した。
SUNNYに出演する数週間前、水をイメージしたインスタレーションのサウンド作成現場を訪問させていただいた。
特殊なサラウンドを使用して空間を作成する現場でどのようにサウンド空間が作られるかということを観てみたかった。
そこでは、音の速度や物への反響、角度など様々な要素や技術を駆使して、立体感のある空間がつくられていた。
空間の大きさは当然決まっているが、演出によりその空間をより広く立体的に感じることができるようになる。
そして、そこに融け込むような透明感のあるブルーと光そして、ハーブやギターなどの滑らかで繊細な音が組み合わせれ、そこがあたかも心地よい水の中にいるような錯覚におちいる。
SUNNUYでタイムテーブルをみたときに、そのときのことを想いだしたのだった。
そして僕の時間は水のイメージだった。
遊びに来る人も、そのような見方や世界観をクラブが演出していることを感じることができればもっと、ちがった視点からも楽しめるかもしれない。
世界観を追求し、ビジョンのある素晴らしいイベントに呼んでいただきありがとうございました。